顧客管理テレメトリ
バージョン:
2022.3
Last modified: June 27, 2022
この機能を使用すると、Alteryx 2021.4 にアップグレードした後に、ワークフローのテレメトリログファイルを出力することができます。ユーザーごとに実行された個々のワークフローに至るまで、Designer の使用状況データを収集し、記録する組織の能力を強化します。このデータを使用して、組織内の製品使用状況を分析することができます。
Alteryx はデータプライバシーを保護
顧客管理テレメトリによってエクスポートされた結果のログファイルは、いかなる形でも、Alteryx に送信されたり、Alteryx によって使用されたりすることはありません。Alteryx インストールの一部として管理者ファイルを編集することで、顧客管理テレメトリを導入することができます。この機能を使用すると、管理者が現地のプライバシー法に基づき義務を負うことになる可能性があります。たとえば、個人データの収集について開示する義務などです。Alteryx がこの機能をオンにすることを要求したり、この機能の使用を制御することはありません。
テレメトリのセットアップ
- ランタイム設定ファイルを開きます。通常、C:\ProgramData\Alteryx\RuntimeSetting にあります。
- ランタイム設定ファイルに対する編集権限を持っていることを確認します。
- 次のコードを XML ファイルに追加します。
- ファイルパスは、XML を保存したい任意のパスに設定することができます。次の例のファイルは、C:\ProgramData\Alteryx\Engine 内のログフォルダにファイルを保存します。
- また、
EnableCustomerManagedTelemetry
タグと関連するファイルパスは 1 行にする必要があります。
- ランタイム設定ファイルの編集内容を保存し、Designer を再起動します。
ユーザーがワークフローを実行すると、完全な XML レコードがキャプチャされ、設定したファイルパスに保存されます。
XML
<Telemetry>
<EnableCustomerManagedTelemetry>C:\ProgramData\Alteryx\Engine\Logs</EnableCustomerManagedTelemetry>
</Telemetry>
取得される情報
顧客管理テレメトリは、さまざまなユースケースを柔軟にサポートすることを目的としています。使用情報を提供するために、ワークフローの基になる XML ファイルをローカルまたはネットワークのファイルパスに記録するように Alteryx を設定することができます。これらの XML ヘッダータグは、ログファイルの先頭に表示されます。
XML タグ | 説明 |
---|---|
TimeStamp | ワークフローがいつ実行されたかを示すタイムスタンプです。タイムスタンプは UTC で、yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss'Z' の形式で表されます。 |
UserEmail | 製品のアクティベーション時に送信されたユーザーの E メールです。 |
MachineName | マシンのホスト名です。 |
AlteryxGlobalUID | 一意の実行 ID です。 |
WorkflowFilePath | 実行されたファイルの完全修飾パスです。 |
LicenseKey | 製品を有効化するために使用されたライセンスキーです。 |
その他の注記事項
- ワークフローが保存されるまで、WorkflowFilePath には値が記録されません。
- この機能を有効にするには、ランタイム設定で指定されたファイルパスへの書き込みアクセス権限を有することを確認してください。