顧客管理テレメトリ
バージョン:
2023.1
Last modified: April 14, 2023
この機能を使用すると、Alteryx 2021.4 以上にアップグレードした後に、ワークフローのテレメトリログファイルを出力できます。ユーザーごとに実行された個々のワークフローに至るまで、Designer の使用状況データを収集し、記録する組織の能力を強化します。このデータを使用して、組織内の製品使用状況を分析することができます。
Alteryx はデータプライバシーを保護
顧客管理テレメトリによってエクスポートされた結果のログファイルは、いかなる形でも、Alteryx に送信されたり、Alteryx によって使用されたりすることはありません。Alteryx インストールの一部として管理者ファイルを編集することで、顧客管理テレメトリを導入することができます。この機能を使用すると、管理者が現地のプライバシー法に基づき義務を負うことになる可能性があります。たとえば、個人データの収集について開示する義務などです。Alteryx がこの機能をオンにすることを要求したり、この機能の使用を制御することはありません。
テレメトリのセットアップ
- ランタイム設定ファイルを開きます。通常、C:\ProgramData\Alteryx\ にあります。
- ランタイム設定ファイルに対する編集権限を持っていることを確認します。
- 以下のコードを XML ファイルに追加します。
- ファイルパスは、XML を保存したい任意の既存パスに設定できます。次の例のファイルは、C:\ProgramData\Alteryx\Engine 内のログフォルダにファイルを保存します。
- また、
EnableCustomerManagedTelemetry
タグと関連するファイルパスは、1 行にする必要があります。このタグを別のセクションに置かないでください。
XML
<Telemetry>
<EnableCustomerManagedTelemetry>C:\ProgramData\Alteryx\Engine\Logs</EnableCustomerManagedTelemetry>
</Telemetry>
4. ランタイム設定ファイルの編集内容を保存し、コンピューターを再起動します。
ユーザーがワークフローを実行すると、完全な XML レコードがキャプチャされ、設定したファイルパスに保存されます。
取得される情報
顧客管理テレメトリは、さまざまなユースケースを柔軟にサポートすることを目的としています。使用情報を提供するために、ワークフローの基になる XML ファイルをローカルまたはネットワークのファイルパスに記録するように Alteryx を設定することができます。これらの XML ヘッダータグは、ログファイルの先頭に表示されます。
XML タグ | 説明 |
---|---|
TimeStamp | ワークフローがいつ実行されたかを示すタイムスタンプです。タイムスタンプは UTC で、yyyy-MM-dd'T'HH:mm:ss'Z' の形式で表されます。 |
UserEmail | 製品のアクティベーション時に送信されたユーザーの E メールです。 |
MachineName | マシンのホスト名です。 |
AlteryxGlobalUID | 一意の実行 ID です。 |
WorkflowFilePath | 実行されたファイルの完全修飾パスです。 |
LicenseKey | 製品の有効化に使用したライセンスキーです。 |
その他の注記事項
- ワークフローが保存されるまで、WorkflowFilePath には値が記録されません。
- この機能を有効にするには、ランタイム設定で指定されたファイルパスへの書き込みアクセス権があることを確認してください。