Eメールツール
Eメールツールを使用しすると、 データストリームの各行/レコードに対して電子メールを送信できます。添付ファイルを追加したり、電子メールで生成されたレポートを表示したりすることもできます。Eメールツールは、ワークフローの最終のツールとして実行されます。メールの認証と暗号化に使用できるオプションから選択し、他のレポートツールを組み合わせてテキスト、画像、地図、表を追加します。詳細については、レポーティングツールを参照してください。
SMTP認証を使用するには、手動で設定する必要があります。
警告
ワークフローの実行中にエラーが発生した場合、Eメールツールでメールを送信できません。
ツールの設定
[有効]チェックボックスは既定で選択されています。選択されていない場合、ツールは無効になり、Eメールは送信されません。Eメールツールは、その他すべての設定プロパティを保持します。
重要
バージョン2022.3以降、レガシー Eメールツールの設定は、セキュリティ上の理由により、サポートされません。以前は、SMTPServerタグが空の場合、SMTPサーバーはWindows構成に基づいて設定されていました。現在のEメールツール設定はSMTPServerNameタグを使用しており、このタグを空にすることはできません。
ツールを設定するには、次の手順に従います。DCMが有効になっている場合は、DCMを介してSMTP設定を構成する必要がある場合があります。
DCMを介したSMTPのセットアップ
DesignerでDCMが有効になっている場合、接続マネージャーを使用してSMTP設定を行います。
Eメールツールで、[接続を設定します]を選択して、接続マネージャーを起動します。
[データソース]タブで、[+新しいデータソース]を選択します。
[SMTPサーバー]情報を入力し、必要に応じて[ポート]と[暗号化]を選択します。詳細については、以下のステップ1-4を参照してください。
[保存]を選択して終了します。認証を使用する必要がある場合は、[+資格情報の接続]オプションを選択して認証の詳細を設定します。
表示されたドロップダウンから認証方法を選択し、必要に応じて資格情報の詳細を入力します。
[作成とリンク]を選択して終了します。
続いて、次の手順に従ってEメールメッセージを設定します。
ツール設定によるSMTPのセットアップ
DCMが有効になっていない場合は、これらのオプションを使用して、ツール設定ウィンドウでSMTP設定を行います。
有効な SMTP パスを指定します (必須フィールド)。
[ ポート] に有効な値を入力します。SMTPの設定では、既定でポート25が使用されます。暗号化設定に応じて、次の既定の設定が適用されます。
ポート25、暗号化が[なし]に設定されている場合。
ポート465、暗号化が[SSL/TLS]に設定されている場合。
ポート587、暗号化が[STARTTLS]に設定されている場合。
[暗号化]ドロップダウンから暗号化設定を選択します。
[SMTP認証を使用する]を選択して認証を有効にし、有効な[ユーザー名]と[パスワード]でサインインします。
25、465、587以外のポートの場合
SMTPサーバーが25、465、587以外のポートを使用している場合は、SMTPサーバーの[ポート]フィールドの設定を更新します。
受信者ドメインとは異なる特定のSMTPサーバーを使用している場合は、問題の概要を示すエラーのEメールがシステム管理者から送信者に送られれます。
Eメールメッセージの設定
ワークフローを実行してEメールを送信する前に、必要に応じて以下のEメールオプションを設定します。
送信元: Eメールの送信者。有効なEメールアドレスを入力する必要があります。
宛先: Eメールの受信者。有効なEメールアドレスを入力する必要があります。
Cc: Eメールのカーボンコピー受信者。有効なEメールアドレスを入力する必要があります。
Bcc: Eメールのブラインドカーボンコピー受信者。有効なEメールアドレスを入力する必要があります。
件名: Eメールの件名。
秘密度ラベルID: これを使用して、出力ファイルに適用する秘密度ラベルのIDを入力します。PurviewテナントのラベルIDと関連するIDは、ITチームまたはAzure管理者から取得できます。暗号化を必要とするラベルはサポート対象外です。
PurviewテナントのID: [秘密度ラベルID]オプションと組み合わせて使用します。秘密度ラベルを選択するPurviewテナントのIDを入力します。PurviewテナントのラベルIDと関連するIDは、ITチームまたはAzure管理者から取得できます。暗号化を必要とするラベルはサポート対象外です。
添付ファイル: Eメールに添付する追加ファイルを追加します。Eメールの添付ファイルには、1ファイルあたり10 MBのサイズ制限があります。ただし、お使いのEメールサーバーの設定によっては、ファイルサイズに追加の制限がある場合があります。原則として、Eメールにファイルを含める必要がある場合は、ファイルサイズをできるだけ小さくします。または、ファイルをオンラインでホストし、Eメールの本文にファイルの場所へのリンクを含めることもできます。
追加: [追加 ]を選択して、Eメールで送信する各添付ファイルを指定します。ファイルの場所を参照するか、添付ファイルのファイルの場所を含む入力ストリームのフィールドを使用することができます。
編集: 以前に指定した添付ファイルを変更するには、[編集]を選択します。[追加] と同じオプションが [編集] で使用できます。
削除: 添付ファイルを削除するには、[削除 ]を選択します。添付ファイルが複数指定されている場合は、削除する添付ファイルを選択して[削除]を選択します。
本文: Eメールのコンテンツの本文です。
OAuth 認証
DesignerでOAuth認証を設定するには、Eメールツールをキャンバスに配置します。
[データ接続マネージャー(DCM)の使用] チェックボックスをオンにします。
[接続を設定します] を選択します。
Eメール接続を作成した後、[+資格情報の接続]を選択します。
[Azure OAuth]または[Azure OAuth (Alteryxアプリケーション)]の使用を選択できます。
Azure OAuthはシングルテナントアプリケーションです。
新しい資格情報を作成するには、[資格情報名]、[テナントID]、[クライアントID]、[クライアントシークレット]を入力します。これらはすべて、Microsoft Azureアプリケーションの登録ページで確認できます。
Azure Oauthトークンの新しい資格情報を作成するには、[資格情報名]を入力します。
Azure OAuth (Alteryxアプリケーション)は、マルチテナントアプリケーションです。
新しい資格情報を作成するには、[資格情報名]を入力します。
Azure Oauthトークンの新しい資格情報を作成するには、[資格情報名]を入力します。
[作成/リンク] を選択します。
接続 ボタンを選択します。
外部ブラウザウィンドウでサインインします。
認証に成功したら、ツールを使用してワークフローを実行できます。
注意事項と制限事項
Outlook Desktop の制限
レイアウトツールに続く Eメールツールを使用して、テーブルを含むレポートを送信すると、Outlookデスクトップクライアントでテーブルの配置が正しくない場合があることに注意してください。これは、Outlook Desktop クライアントの制限です。
EメールツールとAlteryxマルチスレッド処理 (AMP)
ワークフローがAMP Engineを使用している場合、ワークフロー内の他のすべてのツールが完了する前にEメールツールが実行されることがあります。この動作を軽減するには、完了までブロック(BUD)ツールを使用して、ワークフローのデータストリームをシーケンスすることを推奨します。例えば、ファイルを出力するデータストリームをBUDツールの1出力に接続します。次に、そのファイルを添付ファイルとしてEメールで送信するデータストリームをBUDツールの2出力に接続します。