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Engines Parityユーティリティ

Engines Parityユーティリティは、従来のEngineとAMP Engineを容易に比較できるツールです。両方を並行して実行し、結果を評価して、どのワークフローを問題なくAMPに変換できるかを決定できます。

パリティフレームワークはコマンドラインツールです。ただし、簡単に実行できるように、Alteryxコマンド実行ツールを使用するマクロがあります。従って、以下の選択が可能です。

  • AlteryxEngineCmd.exeを使用して、コマンドラインからパリティフレームワークを実行する。

  • Engines Parityマクロを使用する。

  • Engines Parity分析アプリを実行する。

AlteryxEngineCmd.exeを使用する

AlteryxEngineCmd.exe を使用して、AMPと従来のEngineのワークフローを次のパラメーターで比較できます。

  • -testDir (ワークフローへのパス): ワークフローを含むフォルダーへのパス、またはテストする1つのYXMDファイルへのパス。このパラメーターは必須で、最初に指定します。

  • -compareReport (CSVレポートファイルへのパス): レポートを保存するCSVファイル名。

  • -tempDir (中間ファイルへのパス): 中間ファイルが保存されるフォルダー。既定はAlteryx一時フォルダーで、実行後に削除されます。

  • -compatibleMode (AMP Engineを互換モードで実行するかどうか): ブール型パラメーター、既定では「False」。「True」に設定した場合、AMP Engineは互換モードで動作し、従来のEngineと同じレコード順序が保証されます。

  • -recordLimit (すべての入力にレコード制限を設定): 実行時間を短縮するために、入力ツールに対してグローバルレコード制限を設定します。既定値は100,000です。0に設定すると無効になります。

  • -e1Filter (従来のEngineで作成されたワークフローのみをフィルタリング): ブール型パラメーター、既定では「False」。「True」に設定した場合、従来のEngine用に作成された、(指定されたフォルダーの)ワークフローのみがフィルタリングされます。

すべてのパラメーターで大文字と小文字が区別されないため、「/」と「-」の両方の接頭辞でパラメーターを使用できます。

基本的な実行

AlteryxEngineCmd.exe /testdir "D:/path/to/workflows" /comparereport "D:/report.csv"

フルパラメーター

AlteryxEngineCmd.exe -testdir "D:/path/to/workflows" -compareReport "D:/report.csv" -tempDir "D:/temp" -compatibleMode true -recordLimit 5 -e1Filter true

Engines Parityマクロを使用する

Engines ParityマクロはDesignerバージョン22.3以降で利用可能です。

ワークフローは、Designerマクロを使用することでも比較できます。Engines ParityマクロはDesignerには付属していませんが、Community GalleryからEngines Parity.yxzpファイルをダウンロードできます。

Engines Parity.yxzpは、次のファイルで構成されています。

  • Engines Parity.yxmc: Engines Parityマクロ。

  • Engines Parity.yxwz: Engines Parity分析アプリ。

  • ReadFile.yxmc: マクロと分析アプリのサポートファイル。このファイルをマクロ/分析アプリと同じディレクトリに配置します。

  • RunCmdUniqueFiles.yxmc: マクロと分析アプリのサポートファイル。このファイルをマクロ/分析アプリと同じディレクトリに配置します。

マクロを実行するには、Designerでキャンバスを右クリックし、[挿入] > [マクロ] > [Engines Parity.yxmc]を選択します。これで、マクロを設定できます。

Macro Configuration
  1. 両方のエンジンを並行に実行するワークフローを含むディレクトリを指定: [参照]ボタンを使用して、比較するワークフローを含むディレクトリに移動します。

  2. [出力結果の保存先を指定]フィールドで、レポートを生成するパスを設定することもできます。それ以外の場合は、Alteryx一時フォルダーに保存され、Designerを閉じると削除されます。

    Output Location
  3. [AMP Engineを互換モードで実行]設定により、従来のEngineとAMP Engineでレコードの順序が同じになることが保証されます。このチェックボックスは、既定で選択されています。

  4. [従来のエンジンで構築されたワークフローのみをフィルタリング] チェックボックスをオンにすると、従来のEngineで動作するように作成されたワークフローのレポートのみが生成されます。

  5. グローバルレコード制限は、比較に使用されるレコードの最大数です。制限を指定しない場合は、数値を0に設定します。

    Record Limit

Engines Parity分析アプリを使用する

Engines Parity分析アプリは、Designerバージョン22.3以降で利用できます。

Engines Parity分析アプリはDesignerには付属していませんが、GalleryからダウンロードできるEngines Parity.yxzpファイルに含まれています。

Engines Parity分析アプリを使用するには、Engines Parity.yxwzファイルを実行します。

Analytic Path