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Server 2024.2の新機能

バージョン: 2024.2

リリース日: 2024年10月30日

詳細はServer 2024.2リリースノートでご確認ください。

新しい機能

ワークフロー、スケジュール、およびジョブのUIフィルターと並べ替え

管理者と非管理者の両ユーザーに向けてServerの検索機能とソート機能が改善され、Server UIの全体的なエクスペリエンスが向上しました。これで、次の作業を簡単に実行できます。

  • [スケジュール]ページと[マイワークスペース] ([マイファイル]、[共有アイテム]、[パブリック])でのAMPまたはE1でフィルタリング。

  • AMPまたはE1でフィルタリングできる、エンジン列を[管理者]ホームページ> [ジョブ]に追加。

  • [Server UI] > [マイワークスペース] ([マイファイル]、[共有アイテム]、[パブリック])および、[管理者]ホームページ> [ワークフロー]での[タイプ]フィールドの並べ替えを有効化。

  • [管理者]ホームページ> [ワークフロー] (プライベート、パブリック、すべて)にエンジンフィルターを追加。

詳細は、アセットの検索を参照してください。

[ワークフローの追加]ドロップダウンに最近使用したワークフローを表示する

ワークフローをコレクションに追加する際、最近アップロードしたワークフローのリストが[ワークフローの追加]ドロップダウンメニューに表示されるようになりました。

  • [ワークフローの追加]ポップアップを開くと、検索バーに入力するまで、最新のワークフロー10件を示すドロップダウンメニューが表示されます。

  • ワークフローは最終アップロード日に基づいて並べられているため、最新の関連ワークフローに簡単にアクセスできます。

詳細は、ワークフローをコレクションに追加するを参照してください。ワークフローをコレクションに追加する

分析アプリでのファイル参照を改善

分析アプリのファイル参照ツールを使用して、200MBを超えるXLSXファイルをアップロードすると、パフォーマンスや読み込みの問題が発生することがあります。パフォーマンスの問題が発生する可能性を示す、次のメッセージが表示されます: ファイルサイズが大きいと、ファイル参照ツールを使用しているときに、Serverでパフォーマンスや読み込みの問題が発生する可能性が高くなります。これにより、アプリケーションでエラーが発生する可能性があります

システム設定ウィンドウのサイズを変更する機能

システム設定ウィンドウを改善し、次のサイズ変更オプションを使用できるようになりました。

  • ウィンドウの右上隅にある新しく追加されたボタンを使用して、簡単にシステム設定ウィンドウを全画面表示にしたり、タスクバーに最小化したりする。

  • サイズ変更矢印で端または角をドラッグしてシステム設定ウィンドウの画面サイズを調整する。

さらに使い勝ってを良くするため、システム設定ウィンドウの初期動作を最適化しました。初めてシステム設定を開くと、自動的に、画面サイズに合ったウィンドウが画面の中央に開きます。ボタンを隠してしまうことはありません。

新しい管理者設定: ジョブのキャンセルのためのタイムアウト

Server UIの設定に新しいオプション「スケジュールされているジョブのうち、次の時間よりも長く実行されているジョブをキャンセル」、「手動ジョブのうち、次の時間よりも長く実行されているジョブをキャンセル」を追加しました。管理者は、スケジュールされているジョブと手動で実行されているジョブがキャンセルされるまでのタイムアウト値を指定できます。これを行うには、[管理者] > [設定] > [アセット]に移動してください。

手動で実行されているジョブに対してもシステム設定を有効にしました。以前は、スケジュールされているジョブのみに対して有効になっていました。現在、これらの追加された管理者設定はシステムレベルで適用されています。タイムアウト値は、システム設定(ワーカー > 一般 > 実行時間の秒数がこれより長い場合はジョブをキャンセル)で引き続き確認できます。これは、マルチノード環境で便利です。Server UIでタイムアウト値が設定されている場合は、全てのワーカーに対して設定されます。しかし、特定のワーカーのシステム設定でタイムアウト値が設定されている場合は、UIの値を上書きします。

詳細については、Alteryx Serverの設定ワーカーを参照してください。

データ接続とワークフローをDCMに移行する

データ接続からDCM接続への移行を簡素化するため、Server 2024.2リリース以降、すべてのデータ接続とそれぞれのワークフローをDCM接続に置き換えることができるようになりました。先に、各データ接続を移行してから、ワークフローの移行をトリガーする必要があります。Maveryxコミュニティのブログ投稿How to migrate Server Data Connections to DCM(Serverのデータ接続をDCMに移行する方法)の内容が役立つ可能性があります。ぜひご確認ください。

詳細は、データ接続を参照してください。

Server APIの更新

サブスクリプション(スタジオ)用の新しいAPIエンドポイント

Server V3 APIエンドポイントを使用して、管理者はスタジオを管理できるようになりました。これらのAPIはスタジオを一括編集するのに役立ち、また、個々のユーザーをそれぞれのスタジオに戻す機能を利用できます。

  • GET /v3/subscriptions: このAPIエンドポイントで、すべてのサブスクリプションレコードを取得できます。管理者は、[サブスクリプション名]、[共有スケジュールを有効にする] (trueまたはfalse)、[既定のワークフロー資格情報ID]、[ワークフロー数]、[ユーザー数]などのオプションのパラメーター入力に基づいてデータを取得できます。

  • GET /v3/subscriptions/{subscriptionId}: 管理者はこのAPIで既存のサブスクリプションを検索することができます。サブスクリプションを検索するには、サブスクリプションIDが必要です。

  • DELETE /v3/subscriptions/{subscriptionId}: 管理者は、 DELETE /v3/subscriptions/{subscriptionId}APIエンドポイントを使用してサブスクリプションを削除できるようになりました。

  • PUT /v3/subscriptions/{subscriptionId}: 管理者は、PUT /v3/subscriptions/{subscriptionId}APIエンドポイントを使用して、パラメーター入力を指定することで、既存のサブスクリプションを更新できるようになりました。

  • POST /v3/subscriptions: 新しいサブスクリプションを作成するには、POST /v3/subscriptionsを使用します。管理者は次の内容を使用して、新しいサブスクリプションを作成できるようになりました: サブスクリプション名、共有スケジュールを有効にする(trueまたはfalse)、および既定のワークフロー資格情報ID。このAPIが実行されると、サブスクリプションが作成されます。

  • PUT /v3/subscriptions/{subscriptionId}/users: 管理者は、PUT /v3/subscriptions/{subscriptionId}/users APIエンドポイントを使用して、スタジオ間でユーザー(複数も可)を移動できます。

これらのエンドポイントの詳細については、「 Subscription Endpoints」を参照してください。

ワークフローエンドポイントの更新

ユーザーがワークフローの変更履歴を維持できるようにするため、次のAPI呼び出しの応答の本文でSourceAppIdが返されるようになりました。

  • GET/v3/workflows

  • GET/v3/workflow/{workflowID}

  • GET /admin/v1/workflows/migratable

さらに、管理者以外のユーザーは、アクセスできるワークフローのGET v3/workflows/{workflowId}呼び出しを正常に行うことができます。これまでは管理者のみが行うことができました。詳細は、 Workflow Endpointsを参照してください。

API経由でワークフロージョブのメッセージを管理者に共有する

Alteryxユーザーが失敗したワークフロージョブのトラブルシューティングをServer管理者(管理者)がサポートできるよう、APIエンドポイントを更新しました。

  • GET v3/workflows/{workflowID}/jobsエンドポイントのクエリを実行すると、オプションでstatusresultCodeでフィルタリングされ、これらのフィルターに対応するjobIdのリストを取得できるようになりました。

    • status: ジョブの実行の全体的なステータスです。完了したジョブでも失敗している可能性があります。指定できる値は、「Complete」、「Error」、「Running」、および「Queued」です。

    • resultCode: ワークフローの実行の結果コードです。これは、ワークフローは失敗し、ジョブは成功したことを示すことがあります。指定できる値は、「Success」、「Error」、および「Warning」です。

  • jobIdが特定されると、管理者は新しいAPIエンドポイントGET /v3/jobs/{jobId}/messagesを呼び出すことができ、そのジョブに対応するメッセージを取得するための入力パラメーターとしてjobIdを使用できます。この新しいエンドポイントを使用できるのは管理者のみです。

  • Server APIとUIの間で機能を反映するため、コレクションを介して共有されたジョブをユーザーが確認できるよう、GET /v3/jobs/{jobId}エンドポイントを更新しました。

詳細は、「 Workflow Endpoints」および「ジョブエンドポイント」を参照してください。

スケジュール更新のための新しいAPIエンドポイント

新たに作成されたAPIエンドポイントPATCH /v3/schedules/{scheduleId}により、一度の変更を行うために複数の必須フィールドを入力することなく、スケジュールを更新できるようになりました。詳細は、スケジュールエンドポイントを参照してください。

新しい管理者設定: ワークフロー公開の制限

[管理者] > [設定] > [セキュリティ]にパブリックワークフローの制限(グローバル)設定を追加しました。管理者はワークフローの公開方法を、公開または非公開のいずれかに設定できるようになりました。他のユーザーによるワークフローの利用の可否を設定するには、[パブリックワークフローの制限(グローバル)]のチェックボックスをオンまたはオフにします。詳細は、Server 設定を参照してください。

ワークフロー、ワークフロー実行結果、スケジュール、およびコレクションの一括削除

ワークフロー、ワークフロー実行結果、スケジュール、およびコレクションを一括削除する機能を追加しました。これにより、一度に複数のレコードを削除できます。この機能は、以下のページに追加されました:

  • ワークフローとワークフロー実行結果

    • [管理者]ホームページ > [ワークフロー] > [プライベート]、[パブリック]、[すべて]の3つのタブすべてで使用可能

    • [ユーザー]ホームページ > [マイワークスペース] > [マイファイル]で使用可能([共有アイテム]および[パブリック]では使用不可)

  • スケジュール

    • [管理者]ホームページ > [スケジュール] > [スケジュール]および[Designerマイグレーション]で使用可能

    • [ユーザー]ホームページ > [スケジュール]

  • コレクション

    • [ユーザー]ホームページ > [コレクション]

各行にあるチェックボックスを使用して、ワークフロー、ワークフロー実行結果、スケジュール、またはコレクションを複数選択し、ページから削除できるようになりました。

レコードを削除する前に、最終確認のためのアラートポップアップが表示されます。選択したレコードが削除されると、選択したレコードが正常に削除されたことを確認するスナックバーメッセージが表示されます。

ユーザーが削除できるのは、所有権を持つワークフローとスケジュールのみです。管理者は、任意のワークフローおよび任意のスケジュールを削除できます。複数のレコードを選択した場合、すべてのレコードに存在する三点リーダーメニュー(⋮)は表示されません。

詳細は、「 Delete a Workflow」、「 Delete a Workflow」、「スケジュールの削除、無効化、再有効化」、「スケジュールの編集または削除」、および「 Delete a Collection」を参照してください。

新しい設定: スタジオごとにユーザー1人

スタジオ内のユーザーを1人に制限することで、共有スタジオをオフにするオプションを管理者向けに追加しました。管理者は、ワークフローをあるスタジオから別のスタジオに移行することで、アセットの所有権を簡単に移行できるようになりました。その後、資格情報を使用してワークフロー共有を追跡できます。

スタジオのメンバー数をユーザー1人に制限するには、[管理者] > [設定] > [設定] > [ユーザー]に移動します。次に、[スタジオを1名のユーザーに制限]チェックボックスを選択します。詳細は、Server 設定を参照してください。

既読通知と未読通知の表示を切り替える

Server UIの右上隅にある通知に新しい機能を追加しました。未読通知のみを表示する場合は、[未読のみを表示]のトグルを選択します。詳細は、通知を参照してください。

「AMP」列名を「エンジン」に変更

さまざまなページ(ワークフロー、スケジュール、ワークフロー実行結果など)に表示されるAMP列を「エンジン」に変更しました。この列には、エンジンの名前(AMPまたはE1)が表示されます。以前のバージョンでは、この列にはワークフローがAMP対応か否かが表示されていました。

分析アプリを実行中の出力ウィンドウにローダー/スピナーを表示する

分析アプリを実行中の出力ウィンドウにローダー/スピナーアイコンを追加しました。これは、ジョブが進行中で実行中であることを示します。