エンジン互換モード
従来のEngineでのシングルスレッドデータ処理からAMPでのマルチスレッド処理に移行したため、一部のツールではレコードの出力順序がAMPを使用した際の入力順序と異なる場合があります。これは エンジン間の主な差分 の1つです。AMPで出力順序が異なる問題を軽減するために、エンジン互換モードを使用できます。このモードでは、可能な限り従来のEngineに近いレコード順序で出力します。
ほとんどの場合、 エンジン互換モード を使用した AMP での新しいレコード出力順序によるワークフローのパフォーマンスは、この機能を使用しない場合より低速ですが、従来の Engine を使用した場合よりは高速です。
エンジン互換モードを有効にする
エンジン互換モードは、[ ユーザー設定 ]ですべての新しいワークフローの既定として有効にできます(AMP Engineも有効になっている場合)。または、[ ワークフロー設定 ]ウィンドウからワークフローごとに有効化できます。
ユーザー設定でエンジン互換モードを有効にする
すべての新しいワークフロー(および今後AMP Engineを手動で有効にするワークフロー)でエンジン互換モードを有効にするには、次の手順を実行します。
Designerを開き、[ オプション ] > [ ユーザー設定 ] > [ ユーザー設定の編集 ]の順に選択します。
[ユーザー設定]の[ ワークフロー ]タブで、[ すべての新しいワークフローにAMP Engineを使用する ]および[ AMP Engineの有効化の際にエンジン互換モードを自動的に有効にする ]のチェックボックスを探します。
必要な項目を選択します。この2つのオプションは、それぞれ個別に選択と選択解除ができます。
たとえば、すべての新しいワークフローでAMP Engineと互換モードを有効にするとします。この場合、両方のチェックボックスを選択します。これにより、以下のように設定されます。
今後すべての新しいワークフローに対して、互換モードにAMP Engineを使用する。
今後、ワークフローのAMP Engineを手動で有効にした既存のワークフローでは、互換モードも自動的に有効になる。
あるいは、[ AMP Engineを使用する ]をオフにしたまま、互換モードを有効にすることもできます。これにより、以下のように設定されます。
個々のワークフローでAMP Engineを有効化するたびに、エンジン互換モードはそのワークフローで自動的に有効になる。
すべての新しいワークフローでは、既定として従来のEngineを引き続き使用する。
選択が完了したら、必ずユーザー設定を 保存 してください。
ワークフロー設定によるエンジン互換モードの有効化
特定のワークフローに対してエンジン互換モードを有効にするには、次の手順を実行します。
エンジン互換モードのレコード順序
エンジン互換モード は、次のツールのレコード順序に影響を与える可能性があります。
バッチマクロ
クロスタブ
データクレンジング (NULL 行を削除する場合)
結合 (特定フィールドによる結合)
複数結合 (特定フィールドによる結合)
複数行フォーミュラ (グループ化)
ポリビルド
累計 (グループ化)
サンプリング (列でグループ化)
集計 (グループ化)
タイル (列でグループ化)
ユニーク