スケジュール予測: Admin (管理者) インターフェース
管理者 (Server 管理者) は、先の予定が取り込まれたカレンダー表示ですべてのスケジュールを確認でき、スケジュール設定されたワークフローの遅延の可能性を特定できるスケジュール予測機能を利用できます。これは予測ツールなので、過去の日は空白で表示されます。
スケジュール予測にアクセスするには、Server 管理者インターフェース の [ スケジュール ] ページの [ 予測 ] タブに移動します。
特定のワークフローの詳細を確認するには、タイムスロットを選択し、対象のワークフローを選択します。ワークフローの名前と所有者、ワークフローが繰り返し実行されるかどうか、優先度、平均実行時間など、ワークフローの詳細を確認できます。
遅延を特定
スケジュール予測ではヒートマップが表示されるため、Server 管理者は、スケジュール設定されたワークフローの将来の遅延を特定できます。スケジュール予測で遅延を特定した Server 管理者は、[ ジョブ ] ページでジョブを別のタイムスロットに移動することで、遅延を回避するための 1 回限りのアプローチを取ることができます。Server 管理者は、時間の経過とともに、新しいワーカーを稼動させることを選択して、Server のスループット容量を増やし、スケジューリングの遅延の頻度を減らすことができます。
今後の遅延の可能性は、タイムスロットの色で識別できます。水色は遅延が発生する可能性が低いことを示し、濃い青は遅延が発生する可能性が高いことを示します。
ヒートマップの算出方法
スケジュール予測では、30 分のタイムスロットごとに比率が算出されます。比率は、タイムスロットのシェーディングを決定する際に使用します。比率を特定するため、実際の総ジョブ時間キャパシティと必要な総ジョブ時間が算出されます。
合計ジョブ時間容量
まず、タイムスロットのキャパシティを30(分)あたりの稼働しているワーカーノード数とワークフローの同時実行数を用いて求めます。
例: 1 つのワーカーが、2 つの同時ワークフローを行っているとします。
合計実行時間容量 = 1 x 2 x 30 = 60 分
必要な合計ジョブ時間
算出に含まれるワークフローはそのタイムスロット内で開始がスケジュールされているものと、一つ前のタイムスロットから引き続き実行中のワークフローすべてです。タイムスロットを超えた予測ワークフロー実行時間は除外されます。
比率
スケジュール予測では、これらの値を使用して各タイムスロットの比率を算出し、その比率に基づいて各タイムスロットを濃淡付けします。
算出式: 必要な総ジョブ時間 ÷ 総ジョブ時間キャパシティ
陰影が暗い部分ほど、タイムスロットの遅延の可能性が高くなります。
ワークフローを検索してフィルタリング
スケジュールを所有者、スケジュール名、ワークフロー名、期間、繰り返し、優先度でフィルタリングするには、[ 検索 ] アイコンを選択します。次に条件を指定し、[ フィルターの適用 ] を選択します。
予測を更新
予測のパフォーマンスを最適化するには、[ データの更新 ] ボタンをクリックしてキャッシュを手動で更新します。キャッシュがバックグラウンドで更新される頻度を設定するには、[ Server Admin Configuration ] ビューに移動します。