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MongoDBのバックアップ

MongoDBの埋め込みバージョンを使用して、Alteryx Serverの展開からデータのバックアップと復元を行うためのユーティリティがいくつか用意されています。このバックアップ機能を使用して、システム障害やデータの破損または消失からの回復ができます。また、復元オプションを使用して、過去のデータにロールバックすることもできます。

AlteryxService実行ファイル AlteryxService.exe から入手できるコマンドラインユーティリティを使用して、データのバックアップと復元を行います。データベースバックアッププロセスでは、Serverをシャットダウンする(スケジューリングとServer機能を数分間無効にする)必要があるため、オフピーク時にバックアップを実行してください。

MongoDB バックアップの作成

  1. AlteryxServiceを停止します。複数のマシンを、Server UIノード、ワーカー、コントローラーの順にシャットダウンします。

  2. コマンドラインから、Alteryx Serverインストールフォルダー(例: D:\Program Files\Alteryx\bin )に移動します。

  3. 次のコマンドを実行して、指定したフォルダー(空のフォルダーであることが必要)にデータベースのバックアップを保存します。

    alteryxservice emongodump=path_to_backup_location

    \Program Files\Alteryx\bin\AlteryxService.exe emongodump=c:\temp\dumpOutput

  4. AlteryxService を再起動します。複数のマシンを、さっきとは逆の手順で、コントローラー、ワーカー、Server UIノードの順に再起動します。

MongoDBバックアップからの復元

  1. AlteryxServiceを停止します。

  2. コマンドラインから、Alteryx Serverインストールフォルダー(例: D:\Program Files\Alteryx\bin )に移動します。

  3. 次のコマンドを実行して、MongoDBバックアップを指定されたフォルダー(空のフォルダーであることが必要)に復元します。 alteryxservice emongorestore=path_to_backup_location,path_to_mongo_folder,10

    \Program Files\Alteryx\bin\AlteryxService.exe emongorestore=c:\temp\dumpOutput,c:\temp\restoreInput,10

    最後のパラメーターの ,10 は、復元中のMongoによるメモリ使用量を低減します。これにより、メモリ不足エラーが発生する可能性が低くなりますが、復元にかかる時間は長くなる可能性があります。この ,10 を省略すると、復元が高速になる場合があります。いずれの場合も、以下に示すように mongoRestore.log を参照して、復元が正常に行われたことを確認します。

    注記

    MongoDBを別の名前の新しいフォルダーに復元する場合は、[ Alteryxシステム設定 ] > [コントローラー] > [ 永続性 ] で [ データフォルダー ] を更新して、AlteryxServiceが新しく復元されたMongoDBフォルダーで起動できるようにする必要があります。コントローラーの設定の詳細については、 コントローラー のヘルプページを参照してください。

    Set up the data folder under Controller Persistence.
  4. 正常に復元が完了したことを確認します。

    注意

    復元が失敗した場合も前の手順では報告されず、Server上でのデータの欠落につながる恐れがあるため、この手順が必要です。これを行うには、データが復元されたMongoDBフォルダーの mongoRestore.log ファイルを確認します。 mongoRestore.log を開き、次の手順を実行します。

    • 最後の行に、「 #### document(s) restored successfully, 0 document(s) failed to restore (####個のドキュメントを復元、0個のドキュメントの復元に失敗)」と報告されていることを確認します。

    • error critical fatal failed を検索します。 failed を確認する際には、その結果が前の項目で示した「 0 document(s) failed 」を含む文ではないことを確認してください。

    復元に失敗した場合、または上記のキーワードの検索で該当する結果が見つかった場合は、収集したすべての情報を サポートに連絡 してください。

    MongoDBの復元が失敗した場合は、続行しないでください。

  5. 復元が正常に完了すれば、AlteryxServiceを再起動します。

MongoDB バックアップの使用

  1. [ システム設定 ].を開きます。

  2. [ Controller ] (コントローラー) > [ Persistence ] (永続性) の順に進みます。

  3. [ Data Folder ] (データフォルダー) フィールドで、バックアップするフォルダーを参照します。

  4. [ Next ] (次へ) を選択して、[システム設定] ウィンドウに戻ったら、サービスを再起動します。サービスが起動すると、復元されたフォルダーから実行されます。