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高可用性のベストプラクティス

このガイドには、Server 管理者向けの高可用性のベストプラクティスが記載されています。

Alteryx Server は、組織におけるデータ分析の自動化、より大規模なプロジェクトへの取り組み、より大規模なデータセットの処理、複数の意思決定者によるセルフサービスのデータ分析を可能にする、完全な拡張性のあるアーキテクチャを実現します。Alteryx Server では、ワーカーノードから Server ノード、MongoDB 永続レイヤーへと拡張することで、自動化されたデータ分析やセルフサービスのデータ分析に対するニーズを効率的に管理できます。

実行する必要のあるジョブの数が増加した場合はワーカーを拡張でき、セルフサービスの Server ユーザー数が増加した場合は Server を拡張できます。Alteryx Server 環境の可用性を確保し、ワークフローとデータを災害から保護するために、MongoDB のユーザー管理インスタンスを展開し、レプリカセットやシャーディングなどの高度な機能を有効化できます。

このドキュメントでは、以下について説明することに焦点を置いています。

  • Alteryx Server 環境内でコントローラーを拡張する方法

  • Alteryx Server 環境内で冗長コントローラーをセットアップする方法

開始する前に、一度にアクティブにできるコントローラーは 1 つだけであることに注意してください。つまり、アクティブ / パッシブ構成にする必要があります。Microsoft Windows Server に組み込まれているフェールオーバークラスタリングを使用して、コントローラーのフェールオーバーを自動化できます。フェールオーバークラスタリングは、AlteryxService およびネットワーク上の Server の可用性を監視する役割を果たします。AlteryxService に障害が発生した場合や Server がダウンした場合、フェイルオーバークラスタリングが自動的にコントローラー機能をセカンダリ Server にフェイルオーバーします。

ここでは、冗長コントローラーを使用した Alteryx Server 環境のセットアップ方法と、障害発生時にコントローラーのフェイルオーバーを自動化する方法について説明します。これらの手順は、スケールアウトされた Alteryx Server 環境を対象としたものです。Alteryx Server 環境でコントローラーの自動フェイルオーバーを有効にするには、すべての Server UI ノードとワーカーノードの構成を変更する必要があります。構成の変更については、以下のステップでも詳しく説明しています。