ODBCとOLEDBのデータベース接続
Designerは、データベース内のデータにアクセスし、Designer内のメモリにデータを取り込んで処理できます。また、データが存在するデータベース内でデータを処理することもできます。
データ入力ツール と データ出力ツール を使用してデータベースに接続し、インメモリ処理用のデータを読み書きします。 接続In-DBツール または データストリーム入力ツール を使用してデータベースに接続し、データを読み取って、ワークフローの実行時にデータベースに送信されるクエリを作成します。
汎用ODBCオプション
接続In-DB ツールから、[汎用 ODBC] オプションを選択して、サポートされていないデータソースへの接続を試行できます。このオプションは、必ずしもサポートされていないデータソースへの正常な接続が保証されるわけではありませんが、Microsoft SQL Server に類似したデータソースであれば、成功する可能性は極めて高くなります。
Designerは、ODBCおよびOLEDBデータベース接続、さまざまなデータプラットフォームおよびドライバーをサポートしています。「 サポートされているデータソースとファイル形式 」を参照してください。
このページでは、コンピュータに新しいODBCおよびOLEDBドライバを追加する手順を示します。
ヒント
Designerでは、ODBCデータソースの接続タイムアウトを設定できます。この機能により、30秒以内に応答できない、ピーク時に動作しているリモートデータソースやデータソースに接続する際の、全体的な接続体験を改善できます。接続タイムアウトの設定方法については、コミュニティ記事を参照してください。
ODBCデータベース接続を作成する
ODBC経由で接続するには、まずコンピュータにODBCドライバをインストールします。次に、ODBCデータソースアドミニストレーターを使用して、接続用のデータソース名(DSN)を作成します。データベースに接続するために使用している[Alteryx]ツールでDSNを選択できます。
ODBC接続を構成するには:
次のいずれかの方法でインストールしたドライバの場合、ODBC管理者を開きます:
[ ドライバー ] タブを選択し、コンピューターにインストールされているODBCドライバーのリストにドライバーが表示されることを確認します。
[ ユーザーDSN ] タブを選択してユーザーDSNを作成するか、[ システムDSN ] タブを選択してシステムDSNを作成します。ユーザーDSNは、コンピュータ上のユーザーに固有のもので、ユーザーを作成したユーザーのみが見ることができます。システムDSNは、コンピュータにログインするすべてのユーザーに表示されます。 追加 を選択します。
[新規データソースの作成] ウィンドウで、[ ODBCドライバー ] を選択し、[ 終了 ] を選択します。
[ODBCドライバーDSN設定] ウィンドウの [ データソース名 ] に、DSNの名前を入力します。
説明にDSNに関する詳細を入力します。
ホストに、 サーバーのIPアドレスまたはホスト名を入力します。
ポートに、サービスのリスニングポート番号を入力します。
[ メカニズム ] を選択し、適切な認証を選択して必要な情報を入力します。認証要件の詳細については、「 手動接続のセットアップ 」を参照してください。
[ 高度なオプション ] を選択して、高度なドライバーオプションを設定します。
[ テスト ] を選択して接続をテストし、[ OK ] を選択します。
OK を選択します。
接続用のデータソース名(DSN)を作成したら、 データ入力ツール 内からDSNを選択してデータを読み取るか、 データ出力ツール 内からメモリ内処理のためにデータを書き出します。またDNSは、 接続In-DBツール や データストリーム入力ツール で、ODBCドライバーを介したデータベース内のデータの読み取り/処理に使用することもできます。
OLEDBデータベース接続の作成
OLEDB経由で接続するには、まずOLEDBドライバをコンピュータにインストールします。ドライバをインストールした後、データベースへの接続に使用している[Alteryx]ツールで使用可能なドライバのリストからドライバを選択できます。
OLEDB接続を構成するには:
次のいずれかのメソッドを使用して、「データリンクのプロパティ」ウィンドウを開きます。
データリンクのプロパティ ウィンドウを開き、[プロバイダ]タブでプロバイダを選択します。
接続 タブをクリック します。
サーバー名を選択または入力します。
認証のタイプを選択し、必要に応じて、[ ユーザー名 ] にユーザー名を、[ パスワード ] にパスワードを入力します。認証要件の詳細については、「 手動接続のセットアップ 」を参照してください。
警告
ユーザー名とパスワードを使用してSQL ServerにOLEDB接続する場合は、 Persist Security Infoパラメーター を [ True ] に設定する必要があります。
[ パスワードの保存を許可する ] チェックボックスをオンにします。パスワード暗号化の考慮事項の詳細については、「 パスワードの暗号化 」を参照してください。
テスト接続をクリックします。
OKをクリックするか詳細 またはすべて タブを選択し、必要に応じてドライバが要求するその他の初期化プロパティを表示および設定します。