演算子
演算子は、アクションを表す文字です。算術演算子を使用して数学的計算を実行したり、ブール演算子を使用して true / false 値を出力したりします。演算子は、すべてのデータ型で使用できます。
優先順位
この表は、演算子のグループ間に定められた順序を示しています。同じグループ内の演算子は左から右に結合されます。
順序 | 演算子 |
---|---|
1 |
|
2 |
|
3 |
|
4 |
|
5 |
|
ブロックコメント
/* */
: ブロックコメント演算子を使用して、式に影響を与えることなく、式エディターに(式の行内に)コメントブロックを追加します。
例
/*これはブロックコメントです。*/
単一行コメント
//
: 単一行コメント演算子を使用して、式に影響を与えることなく、式エディターに行内コメントを追加します。
例
//これは単一行コメントです
。
加算
+
: 加算演算子を使用して、複数の数値を加算します。加算では、文字列の連結や空間データの結合もできます。加算は、両方の引数がInt64で、かつ結果が範囲内である場合に、Int64で演算を実行できます。
ブール演算子
Boolean AND && (論理AND&&)
&&
: この演算子を使用して、2つのブール値を合成します。結果もブール値になります。結合された値の両方が True である場合、結果は True であり、結合された値のいずれかが False の場合、結果は False です。論理ANDは、通常の優先順位規則に従わず、左から右に進みます。例えば、
A&&B||C
はABC=(011)に対してTrueですが、
C||A&&B
は
(C||B)&&A
と評価されるので、この式は(011)に対してFalseになります。
NOT - キーワード
NOT
: 1 入力を受けつけます。入力値が True の場合、False を返します。入力値が False の場合、True を返します。
|| (論理OR)
||
: 2 つの値のいずれか、もしくは両方が真の場合に True を返します。論理ORは、通常の優先順位規則に従わず、左から右に進みます。例えば、
A&&B||C
はABC=(011)に対してTrueですが、
C||A&&B
は
(C||B)&&A
と評価されるので、この式は(011)に対してFalseになります。
除算
/
: 除算演算子を使用して、数値を別の数値で除算します。除算は、結果が整数であっても、常に倍精度浮動小数点数として実行されます。
6/3
は、6と3は整数ですが、倍精度浮動小数点数(2)を返します。7.5/2.5
は倍精度浮動小数点数(3)を返します。
ヒント
除算は常に倍精度浮動小数点数を返します。
等号
=
: 等しい。
演算子より大きい
>
: より大きい
>=
: より大きいか等しい
演算子より小さい
<
: より小さい
<=
: より小さいか等しい
注記
文字列に対する
==
およびすべての比較演算子では、大文字と小文字の違いを無視します。例えば、'A'<'b'や'a'<'B'のようになります。
乗算
*
: 乗算演算子を使用して、複数の数値を乗算します。乗算は、両方の引数がInt64で、かつ結果が範囲内にある場合に、Int64で演算を実行します。
等号否定
!=
: 等しくない
括弧
)
: 閉じ括弧
(
: 開き括弧
減算
-
: 減算演算子を使用して、数値を別の数値から減算します。減算を使用すると、左側の空間オブジェクトの領域から右側の空間オブジェクトを削除できます。減算は、両方の引数がInt64で、かつ結果が範囲内である場合、Int64で演算を実行できます。
値 IN 演算子
値 IN (...) - キーワード
IN ()
: (値がリストにあるかテスト) 指定した値がサブクエリまたはリスト内の任意の値と一致するかどうかを判断します。
値 NOT IN (...) - キーワード
NOT IN ()
: (値がリストにないことをテスト)指定した値がサブクエリまたはリストの値のどれとも一致
しない
かどうかを判断します。