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Block Until Done Tool Icon 完了までブロックツール

ツールごとに学習

完了までブロックには、「ツールごとに学習」が用意されています。 サンプルワークフロー を参照して、このサンプルを含むさまざまなサンプルを Alteryx Designer で直接利用する方法をご確認ください。

完了までブロックを使用すると、セット内の最後のレコードが以前のすべてのツールによって処理されるまで、データセットの下流への移動が停止します。またこのツールは、完全にデータセットを受け取った際に、一度に1つの出力ストリームのみが確実に出力されるようにします。後続のストリームは、すべてのデータセットレコードが最初のストリームから出力されるまでブロックされます。

このツールは次のような場合に使用できます。

  • 同じファイルの読み取りと書き込みを行うとき、完了までブロックを使用して、ファイル全体が読み取られてから書き込むようにします。

  • Excelファイルに書き込むときに、このツールを使用して一度に 1 シートずつ書き込むようにすることで、書き込みエラーを防止できます。

完了までブロックツールは大量のメモリを必要とするため、実行速度が低下する可能性があることに注意してください。

ツールの設定

[完了までブロック]ツールを設定する必要はありません。様々なデータセットの実行順序付けをしたいワークフローの場所にこのツールを配置します。ワークフローは、完了までブロックツールの出力アンカーによって定義されている順序でデータセットを実行します。

データストリームシーケンスのトラブルシューティング

2つ以上の完了までブロックツールがキャンバスにある場合、Designer は実行する関連のデータストリームがどれかを判断する必要があります。

  • Designer は、最初に各ツールのツール ID を使用して、各ツールがワークフローに追加された順序を特定します。

  • 次に Designer は、最初に追加されたツール (最小のツールID) を含むデータストリームを実行します。

想定した通りの順序でデータストリームが実行されない場合は、完了までブロックツールより上流にあるツールのツールIDを確認してください。ツールIDを確認するには、次の手順を実行します。

  1. ツールを選びます。

  2. 設定ウィンドウで、 [注釈] タブを選択します。

  3. [ID] を使用して、ツールに割り当てられている番号を確認します。この番号は、ツールがワークフローに追加された順序を示します。

個別のストリームの例

データ入力ツール (ID 1) とテキスト入力ツール (ID 2) がキャンバスに配置されています。各入力は完了までブロックツールに接続されています。どの完了までブロックツールに接続されているかにかかわらず、データ入力ツールの ID が最初に配置されたことを示しているため、データ入力ツールのデータストリームが最初に実行されます。

ストリームが共有されている例

データ入力ツール (ID 1) がフォーミュラツール (ID 2) およびフィルターツール (ID 3) に接続されています。フォーミュラツールとフィルターツールはどちらも完了するまでブロックツールに接続されています。フォーミュラツールのIDがフィルターツールのIDと比較されます。これらは、完了までブロックツールによって共有されていない最も遠い上流のツールだからです。フォーミュラツールのIDは、フィルターツールの前に配置されていることを示しているため、フォーミュラツールのデータストリームが最初に実行されます。